だいこく通信 第一号「春の号」
ごあいさつ 日頃より、当神社での神明奉仕にご協力くださり、ありがとうございます。 当神社は、大島家の先祖が江戸時代に駒込の地にご祭神オオクニヌシノミコトをおまつりしたのが始まりで、明治時代に神社としての体裁が整いました。以来、一三〇年余りにわたって、多くの方々からご信仰いただいております。 次項の「大國神社のいま」で詳しくご紹介するとおり、現在、当神社では社殿および社務所の建て替えを行っております。これは、当神社始まって以来の大きな事業となります。そこで、日頃よりお参りいただいている皆様に、神社が今、どのような状況にあるのかを知っていただくため、このたび、社報として「だいこく通信」を発行することといたしました。年四回程度、それぞれの季節に合わせた話題もお伝えできればと考えております。なにとぞよろしくお願いいたします。(写真は旧境内) 大國神社宮司 大島資生 |
これまでの社殿は、戦後まもない大変な時期に、諸先輩方のご尽力によって建てられた貴重なものでした。そのような建物を解体することは大変心苦しく、できるかぎり保存していきたいと考え、長い時間をかけて適切な方法を検討してまいりました。しかしながら、ご祭神に安泰におしずまりいただくこと、日頃ご参拝くださっている崇敬者の皆様に参拝していただきやすい環境を整備することを第一に考えた結果、建て替えという結論に至りました。 ただし、社殿のうち本殿部分につきましては、現在のものを保存し、新しく建築する社殿の内部にそのまま復旧する予定です。 なお、今回の新築および境内整備の費用につきましては、境内地として使用している土地を一部売却し(現在の社殿の北側)、その代金をもって充てることにしております。売却部分には共同住宅の建築が予定されていますが、共同住宅の建築・販売・管理は買い主の建築会社がおこない、当神社は関与いたしません。 昨年末、社殿・社務所の解体工事が終了し、現在は新築工事の開始を待つばかりとなっております。社殿の完成は平成二十三年春を予定しております。それまでの間は境内敷地内に設けた仮社殿におきまして、甲子祭、千人講祈祷祭などの祭礼を行ないます。崇敬者の皆様にはしばらくの間ご不便をおかけいたしますことをお詫び申し上げます。
できるかぎり従来の雰囲気を保ちつつ、先にも記しましたとおり、参拝していただきやすい環境を整えるべく、努める所存です。
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